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リウマチ・免疫対策

リウマチは自己免疫疾患のひとつです。免疫機能が破壊されてしまっている状況で、自分で自分の身体を攻撃してしまう病気。関節の痛みやこわばり、倦怠感なども持ち合わせることのある病気です。特に朝起きた時に関節の症状が一番ひどく現れることが多いかと思います。この病気を改善させるには、その原因となっている元である『炎症』を根絶するしかありません。

 

関節リウマチの原因は人それぞれあらゆるものが考えられます。まず食事。私たちの身体は食べ物でできている、とよく言われるように、私たちの健康と直結しています。また、身体に良いものを食べると腸内環境も整い免疫力もアップします。免疫は7割が腸に存在するため、腸内環境をキレイに保つ食事法は欠かせないのです。

 

また、私たちはストレス社会に住んでいます。海外の企業で20年ほど、仕事をした経験がありますが、日本人は本当によく働き者だと感じています。スタンフォード大学の研究者Andrew Huberman氏によるとある程度のストレスは実は免疫力を維持してくれる存在とのこと。ただ、長期間、過度なストレスを抱えてしまうと、ストレスホルモンであるコルチゾールが体内で分泌し過ぎてしまい、慢性的な体の炎症を引き起こしてしまう可能性があるそうです。脳と身体は一体化しているため、ストレスの環境下、自らの脳をどうコントロールしていくか、すなわちメンタルや心のケアをしていくこともとてもとても大事なことなのです。

免疫疾患の要因は大きく分けて『食事』『環境』『心』から来ていると、これまで実践してきた食事法の中で実感しています。

 

長年、日本でも権威のある栄養科学博士、医師、鍼灸師、オステオパシーの先生方から直接沢山のことを学び、行き着いた私独自のメソッドがあります。

私の場合、断薬して1年半かけて痛みが徐々に消えていきましたが、それはそれは長く苦しい道のりでした。断薬後、たった2ヶ月で痛みが戻ってきてしまったのです。ただ、初期の段階で決断したこともあり、薬に頼らず今ではもう10年以上、過ごせています。それは、断薬した時に「絶対に治したい」「絶対に治る」という強い思いと信念があったからこそだと思っています。沢山の方がリウマチを改善・完治していることを希望に、頑張ることができました。私もその希望の光になれたら嬉しく思います。

まずは、自分自身と真正面から向き合って、

『食』『環境』『心』

について考えてみてください。

   食事    

●炎症を引き起こす食べ物

リウマチや自己免疫疾患は、身体に炎症を引き起こしているため、痛みを伴う病。

私が一番最初に実践したのが、炎症を引き起こす食べ物を「食べない」こと。東洋医療の医師や栄養科学博士の教えから学び実践したことは、身体が外敵と判断するものを避けていくことでした。炎症を引き起こしてしまう食べ物には、農薬が使用された食品や化学添加物が入った食品などの他にも、健康だと思っていた牛乳やヨーグルトなど乳製品や砂糖なども含まれていました。特に乳製品が大好きだった私には、最初はとても難しい食事法に思えました…

とにかく、まず買い物をするとき、裏に記載の原材料ラベルを確認することを習慣化しました。そして、外食するときも、味の素や化学調味料を使っているかどうか徹底して確認します。この習慣を始めて驚いたのが、ほとんどの和食・中華・アジア系料理(タイ料理やベトナム料理など)のレストランで、味の素がほとんどのメニューに使われていたこと。ある中華料理店では、何十種類のメニューの中、なんとレバニラだけ塩胡椒で調理できると言われたくらい。

 

化学物質は自然界の食べ物ではないため、身体にとっては異物なのです。自分にとって不必要なものとして身体に入れないことを習慣化することが大切です。

炎症を抑えてくれる食べ物

私たちの身体の中では、常にストレスや環境、そして前述したような食べ物が原因で、活性酸素が発生し炎症が引き起こされます。そういった炎症を食事で抑えてあげることがとても大事なのです。

 

その炎症を抑えてくれる奇跡的な食べ物とは、抗酸化物質が

含まれているもの。

抗酸化物質は生の野菜や果物に含まれています。

果物はフルクトースという果糖がたくさん含まれている場合もあるので摂取量には気をつけたいものですが、生の野菜は積極的に日々摂取することを心がけています。また、抗酸化力が

ダントツに高いのが、南米のフルーツ「アサイー」です。

論文でもこれが証明されており、私も毎日摂っています。

 

活性酸素で引き起こされる体内のサビを綺麗に落としてくれる嬉しい食材です。

デトックスフードを摂ること

現代人の暮らしは、排気ガスや重金属などの環境汚染にもさらされており、それが確実に私たちの体内に影響を及ぼします。排気ガス問題の場合、残念ながら、人里離れた山奥に引っ越しをしたりしない限り、自分ではコントロールできない問題ですよね。この解決策も、実は食べ物にあるんです。

毎日、悪い物質が否応なしに体内に入ってきてしまうのであれば、それを体の外に出してあげれば良いんです。では、腸内環境を綺麗にしてくれるデトックス食品とは、何でしょうか。一番のお勧めは、緑の濃い葉野菜です。青汁も良いのですが、低温乾燥させ、無添加・オーガニック・Raw(生)で酵素が残っているものがお勧めです。

オーガニック・無農薬であれば何より嬉しいですが、手に入らなかった場合でも、わたしは緑の濃い葉野菜は毎食摂るようにしています。緑の濃い食品は腸内環境を劇的に良くしてくれるんです。私の場合、リウマチの助けになっただけでなく、腸内のデトックスによって社会人になってずっと悩みだった大人ニキビやお腹の悩みまでもが解消され、それだけでも日々の生活が明るくなりました。

 

お肌の調子が良くない、風邪をひきやすい、ということも腸内環境を整えることで改善されると色々な文献で見受けられます。

栄養バランス(pHバランス)

私は、酸性・アルカリ性を意識したシンプルワンプレート食事法を実践しています。身体に良いだけでなく時短料理

でもあるので、毎日の食生活も助かっています。

お皿半分はたんぱく質、残り半分は生野菜+緑の濃い葉野菜になります。葉野菜には、基本的にたっぷり良質の油と海塩少々をかけます。気分次第で少しだけ食物繊維が豊富なパイナップルやキウイなどの果物をいただきます。これで、アルカリ性&酸性バランスが完璧な食事を摂ることができます。

わたしの場合、基本的に糖質を避けているため、炭水化物はそんなに摂りませんが、その代わり毎食、良質な油をたっぷり摂ってエネルギー源を確保しています。糖質制限ダイエットをやられている方で陥りがちなのがエネルギーのガス欠。油は糖質の次なるエネルギー源なので炭水化物を抜く場合は、絶対に欠かせない食材です。

   環境    

●排気ガス

これは逃げようにも、現代の私たちには到底コントロールするのが難しい話。周りにはいつも車が走り、高速道路や新幹線までもが家の近くを通っていたり…

健康被害の汚染物質で分かりやすいものはPM2.5ですが、

これは呼吸器系を通り、人体の奥深くにまで到達できるため

健康を害する物質であることが世界的にも認識されています。

最近は、このPM2.5もリアルタイムでデータが取れる機関(政府・民間機関)が世界中に増え、その世界データをAirVisualというサイトがまとめています。

WHOが出している推奨基準は『10μg/㎥』以下。ゼロが望ましいけれど、この程度のレベルであれば著しく体を害すことはないだろうと言われています。日本は2018年の平均で『12.0μg/㎥』、東京は『13.1μg/㎥』でした。これはWHOの基準を上回っており、敏感な人にとっては影響が出てくるレベルとなります。私たちの様にリウマチや自己免疫疾患にかかってしまう人、そして小さな身体の子供たちは敏感な身体の持ち主と考えるべきでしょう。

『食事』のセクションでお話したデトックス法を実践して環境汚染対策もしていくことをお勧めします。

●重金属

私の場合、食事療法を続けた結果、身体中の関節の痛みがどんどんなくなっていきましたが、どうしても取れなかった痛みが親指にあり、他にも原因があるはずだと色々と調べました。まず着目したのは、子供の頃に入れた銀歯(アマルガム:水銀を含む合金)でしたが、他にも日本人が良く食べる魚や、缶ジュース、水道水にも重金属が混じっていることを知りました。

 

まず、5〜6本あった銀歯を全てプラスチックに総入れ替えし、炎症のあった歯を根気強く8ヶ月かけて治したところ、なんと長年悩まされた親指の痛みが治療を終えたほんの1ヶ月程度で無くなったのです!保険診療でできる範囲内だったため、コスト的にもとても安価に済ませることができました。

 

同時に、魚の摂取にも気をつけるようになりました。

マグロや鮭、メカジキなどの大きな魚は成長する期間も長いため、汚染された海や川の水銀が蓄積されます。したがって、魚を食べるときは、イワシなどの小さい魚を選ぶようにしています。また、養殖の魚は抗生物質やGMO(遺伝子組替え)の餌を与えられる可能性が高いため、天然の魚を選ぶようにしています。

●ボディケア製品

リウマチになって食事を気にするようになると、次に身体につけるものも気になってきます。食品の場合、腸内にデトックス機能があるため、外敵と判断されたものは、お腹の中で処理され外に排出してくれます。肌はどうかというと、残念なことにその機能が備わっていないんです。肌につけた化学物質はそのまま皮膚を通り、血液まで到達してしまいます。これを経皮毒と言います。

 

なんと、生まれてくる赤ちゃんのへその緒を調べると、すでに約270もの化学物質が検出されてしまうというデータもあるそうです。私はなるべく肌から有害な物質を取り入れないよう、身体につけるものは、オーガニックのものや化学的な物質がなるべく入っていないシンプルな原材料でできたものを選びます。

●電磁波

電磁波とは、電気が流れる場所に発生するエネルギーの波で、

パソコンや携帯電話、電子レンジや洗濯機など、コンセント

を繋ぐものに発生します。

この電磁波も目に見えないもののため、なかなか手強い相手ですが、WHOのがん研究専門機関(IARC)は携帯電話の使用による無線通信の電波(無線周波数電磁界)が”恐らく”人体に発ガン性の可能性があると発表しています。高リスクの細かい病名は、悪性脳がんの神経膠腫(しんけいこうしゅ)と明記されています。

参照元:2011年 WHO/IARC案内文書

https://www.iarc.fr/wp-content/uploads/2018/07/pr208_E.pdf

これを受けて、EUなどでは電磁波の危険性を重要視し、基準がとても明確に設定されています。例えば、フランスの幼稚園ではWifiが禁止され、11歳以下の子供が通う学校ではWifiのルーターは必要時以外は切っておく必要があります。

日本はというと、先進国の中でも残念ながら大変ゆるい規制です。したがって、自分の身は自分で守るしかありません。私の場合、電磁波から身を守るアイテムを携帯に貼ったり、外出するときも身につけたり、寝るときはWifiを切って電気器具のコンセントを抜いたり、と普段の生活でできることを実践しています。

       

 

●あなたは頑張り屋さん?

わたしが通っていた鍼灸治療もしてくれるお医者様がよく、リウマチで通っている患者さんは本当にみんな頑張り屋さんとおっしゃっていました…日々、自分自身を犠牲にしている方が多いのではないでしょうか。少なくてもわたしはそうでした。日本人は他人を思いやる素晴らしい国民性を持っていますが、自分の身を粉にしてまで会社のために働いたり、誰の助けも借りず家事育児をこなし自分を犠牲にしている人も私の周りでも多くいます。身体と心の健康のために、ぜひ頑張り屋さんを少しやめてみることを実践していきましょう。

●自分を大切に、自分の時間を作る

1日のうち自分には十分な時間を使わず、夜は疲れ果てて寝てしまう。そんな奴隷のような毎日を繰り返して、ついつい自分へのケアを怠ってしまう…特に女性にはそういう方が多いと思います。これは身体だけではなく、心にもストレスを与えてしまいます。自分のアイデンティティや自信にも関係してきます。自分自身を大切に思い、自分の時間を作ることで、家族も仕事もさらに良い方向に進んでいきます。ぜひ、意識的に時間を作ってみましょう。

●自責をやめ、自分を認めてあげる

何かにつまづいたり、失敗した時、自分を責める傾向にありませんか。海外に10年住んだ経験から、特に日本人は自信がなく自分を責める人が多いと感じています。もっと自分に自信を持てるようなマインドトレーニングを日々行っていくことも大切です。失敗しても、なかなか物事がうまくいかなくても、良く頑張ってると自分を褒めて認めてあげましょう!

●悩まない、脱心配性

日本人は他人を思う文化を持っているからこそ、必要以上に悩んでしまうこともあると思います。ただ、ほとんどの悩みは妄想であることも事実です。私の家族内でも良くありますが、起きるか起きないか分からないことに対して議論が繰り広げられることがあります。万が一のことなどへの備えは大事だけれど、必要以上に心配して心をすり減らす方が身体に良くないかもしれません。悩みは案外ちっぽけなのです。世界には戦争をしている国や恵まれない人も沢山いますし、リウマチでも、すぐに死が目の前に迫るような病気でないことは事実です。私自身、痛い時でも「歩けるんだし」とか、「死ぬわけじゃなし」とポジティブに軽く考えるようにしていました。大きなスケールで考えてみると、違う視点から見れるかもしれませんね。

 

●感謝することを見つける

上記の悩みも最終的に感謝に変えてしまうことが、一つの良い例です。今日本に住んでいるわたしたちが置かれている状況を考えると、感謝しかないのではないでしょうか。屋根がある家に住めて、好きなものを食べて、家族や友人と楽しい時間を過ごせて、可愛い犬や猫に癒されて…etc. リウマチは一つの大変な病気ですが、すぐに命を脅かすような病ではないということ、そして症状が軽い方は身体が動かせるし仕事もできる。リウマチになったことで、わたしは人生のパッションであるオーガニックという世界にも出会いました。感謝をすることで、仕事も人間関係も様々な悪循環からも抜け出すことができました。ぜひ、一日の終わりに3つの感謝を述べて眠りについてみてください。小さな幸せが少しずつ自分の世界を変えてくれるはずです。

●毎日をワクワクさせる

わたしは毎年、ビジョンボード(通称・夢ノート)を作っています。自分がやりたいこと、達成したいことをプライベート・仕事を問わずにビジュアル化しています。時々見返すとそれだけでワクワクするのですが、一年後にはほとんどが叶っているのに毎年驚いています!大きな視点からワクワク感のあるビジョンを持つと、無意識に毎日を楽しく充実させることが可能なのです。忙しくしていると、1年なんてあっという間に過ぎてしまいます。自分がやりたいことをビジュアル化することで、潜在意識に入り込み、自分時間も自然にできてくるはず。全てはあなたのマインド次第なのです。

   Life is Beautiful.     

Three Women
チキンと野菜サラダ
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自然のチカラで健康&痩せ体質に
satoko abe

Life is Beautiful - Food Therapy

Founder

I have overcame Rheumatoid Arthritis through only healthy eating and lifestyle. After many years of learning about nutrition from doctors and nutritional scientists, I have created my own method, Satoko Style.

I lead people to happy healthy life through food.

 

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